そーなんて!

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花嫁の手紙でお父さんとのエピソードがないとは言わせない!例文付き

結婚式の目玉のひとつ、花嫁からの手紙。

 

もう感動すること間違いなしのシーンですが、

それだけ出席者からの注目を浴びる場面なので、

何を書いたらいいかというのも相当悩みますよね。

 

特に父親との思い出やエピソードって、

いざ書こうと思っても

なかなか難しいという方が多いです。

 

母親への手紙はスラスラ書けるのに…

父親は仕事ばかりだったり、

無口なタイプであまり印象的なエピソードがないなど

お悩みかと思います。

 

そこで、花嫁の手紙に書く父親とのエピソードを

どんな風に書いたらいいか解説します。

 

ちなみに、こちらは経験者10人の方に

実際に聞き取りをした内容を盛り込んでいますので、

ぜひご参考にどうぞ!

 

 

1.父親との幼い頃のできごと・思い出を書く

まずは、自身が幼かった頃の思い出で、

印象に残っている具体的なエピソードを

書くのがおすすめです。

 

父親も花嫁が小さかった頃を思い出して、

フラッシュバックしやすく、

それが具体的なほど感動してくれると思いますよ。

 

小さい頃はこんなことがあって、

お父さんはこう言ってくれたなど、

そういった何か思い出に残っていることを、

具体的に書くといいですね~!

 

それでは実体験をご紹介します。


◆私の場合は、第一子だったということもあり、

あちこち遊びにつれていってくれた写真があったり、

学校行事にも参加してくれたりしていたので、

そのことを手紙に盛り込むことで、感動してもらえました。


 


◆お父さんは「自分は仕事ばかりしていた」

と思う方が多いと思うので、そんなことはなく、

「たくさん遊んでもらっていた」等の、

お父さんの子育てに関する心配事や後悔も

打ち消してあげられるとより良いと思います。


 


◆私は、花嫁の手紙に何を書けばいいのかと悩んで、

式場の担当プランナーの方に相談したことがありました。

 

そのときに答えてくださったのは、

「父親との思い出をなるべく具体的に書くようにしてみては?」

とのことでした。

 

実家で小さいときのアルバムや

晩酌のときに話をしたりしながら

自分の記憶を総動員して書き上げました。

 

小さかった頃の思い出や楽しかったこと、

いろんなしてもらったことや、食事の事旅行のことなど。


 


◆すべて小さい頃からの出来事を

話の順序とともに語ってみたら良いかと思います。

 

話したかったことや、言えなかったことなど

この場だから話せる事あると思います。

 

基本は感謝の気持ちを言うのが1番感動すると思います。


 


◆尊敬出来るところ伝えることが1番かと思います。

 

私の父親は新卒で入った会社を定年退職しています。

 

結婚や転勤、出世や部下の不始末など

本当にいろいろなことが怒っていたようですが、

私たち子供には仕事のことを

話すことはありませんでした。

 

それよりも土日はたくさん遊びに

連れて行ってもくれましたし、

味方になってくれたことはたくさんありました。


 

 

やはり、小さい頃の思い出は、

その当時の気持を思い出して

なんとも懐かしくもあり、

そしてちょっと切なくもあり、

父親も感動してしまうという声が多かったですね。

 

それに、こういった懐かしい思い出は

誰もが共感しやすい話題のため、

出席者も自分のことと重ね合わせて

感動するため、会場の一体感が生まれるという

いい面もありますよ。

 

 

2.父との二人だけの思い出を書く

次におすすめするのは、

父親との二人だけの思い出を書くことです。

 

父親としか作ることのできなかった

思い出を書けるといいですね。

 

こちらも実際の声を紹介します。

 


◆私は父親との二人だけの旅行の思い出を

手紙に読み、大変感動してもらえました。

 

また、父親との二人だけの思い出を話すと、

ゲストの方にも絆の強さや仲の良さが伝わって、

そういう意味でも喜んでもらえると感じました。


 


◆私の時は父親と二人暮らしになった期間があって、

その時が一番父と接する濃い時間だったと思ったので、

二人で話したことや行った場所をあげて、

それがすごく楽しかったと伝えました。


 

 

3.思春期に父を避けていたことなど後悔していることも書く

これも定番といった感じかもしれませんが、

やはり娘と父という関係特有の

思春期のいろいろって

多くの人が経験していることですよね。

 

しかも、お互いにモヤモヤっとしますし、

つらい時期でもあるだけに

成人した後もわだかまり

残っている場合もありますよね。

 

なかなか話す機会のないことですから、

この機会にぜひ言葉にしたいものです。

 

こちらもこんな声が聞かれました。

 


◆私も小さい頃は父親にべったりで、

絵本を読んでもらったり、いっしょに寝たり、

ひざに乗せてもらったりしました。

 

いっしょに歌を歌ったり、

英語を習ったこともあります。

 

ですが、思春期に入り、周囲の環境が変わると、

私もやはり父親をきらうようになりました。

 

今となっては父はいつも通りだったのですから、

何がそんなにいやだったのかまったくわかりません。

 

ただ、とにかく父の存在がいやでした。

 

その感情は数年続いた後、

私が進学のため家を出てからは落ち着き、

私が成人してからは一緒にお酒を呑んだりして

語り合える仲になりましたが、

あの時は本当にごめんなさい。


 


◆私の場合は、学生時代に反抗的な態度をとり、

父親の愛情を疎ましく感じていました。

 

そのため、会話がなくなり、

父親と同じ空間にいることがなくなりました。

 

そんなある日たまたま父親にお茶を出したら、

「ありがとう。やっぱり娘はいいなー」

と本当に嬉しそうにして言ってくれたこと。

 

あんなに嫌な態度を取り続けた娘への言葉に

ビックリしたこと、愛情の大きさを

感じたことを伝えました。

 

そして、だんだんと関係が少しずつ変わっていき、

また父親との会話もうまれ、

2人でお出かけするようになり、幸せだったこと。

 

いつも変わらない愛情を与えたくれたおかげで、

態度を改めることができ、たくさんの楽しい思い出を

作ることが出来たこと、本当にありがとうと伝えました。


 


◆思春期に言いたいと思ってたけど

言えなかったこと、感謝したかったけど

素直になれなかったことなど

それぞれたくさんあったと思いますので、

それを手紙に書きました。

 

さらに、それが大人になってからはどう思い

どう感じたか、今となっては反省している事。

 

いままで胸の中でしまっていることも

話してみたらいいと思います。

 

私の場合は中に言いたいけど言えなかったこと

感謝の気持ちはもちろんですが、

謝る気持ちも含めて言葉にしました。


 

 

4.今までで一番嬉しかった思い出を書く

これも父との思い出ではありますが、

やはり一番印象に残っている思い出を

改めて自分の言葉で伝えて、

感謝の気持ちを表せるといいですね。

 

さっそく実際にどんなことを書いたか

ご紹介しましょう。

 


◆私は父との思い出で1番嬉しかった事、

言葉数が少ない性格の父が私の誕生日に

メールをくれたことを書きました。

 

シャイで普段は全くメールなんてくれない父、

絶対嫌なはずなのに、

その気持ちがとっても嬉しかったと書きました。


 


◆私の場合、色んな壁にぶつかったときの

父親からの助言がきっかけで

生き生きとできるようになったことを書きました。

 

口数が多くはなく、私や兄弟には

本気で怒ったところなど見せたことのない人ですが、

しっかりと話を聞いてくれ、ずっと見守ってくれました。

 

学生の時から社会の厳しさ、

仕事の楽しさ大変さを父親を通して

学ぶことができたこと、感謝してます。


 


◆私の父は歌うのが得意で、

カラオケ教室に通っていました。

 

結婚が決まった時、結婚式の1週間位前に

両親と一緒にカラオケに行きました。

 

父は芦谷雁之助の「娘よ」という歌と

川中美幸さんの「二輪草」という歌を歌ってくれました。

 

私だけの為に歌ってくれた歌が心に沁みて、

そのことに対する感謝の気持ちを手紙に書きました。

 

私は結婚が遅かったのですが

両親と3人でお式の前日に外食した際

「結婚がこんな年齢になっちゃってごめんね」と言うと

父は「いいんだよ。ばかだな。いいんだよ」

と言いながら泣いてくれました。

 

なかなか結婚できずにいた私に、

普段特になにも言わない父でしたが、

この涙を見て「本当はすごく

心配してくれてたんだな」と実感しました。


 

この辺りのエピソードはやはり

自分たちならではのできごとや

やり取りがあったりするので感動しますよね。

 

変に飾った言葉じゃなくていいので、

自分の言葉で丁寧に書くといいですね。

 

 

5.父親の好きなところや父との共通点などを書く

せっかくの手紙なので、

父親の好きなところは

必ず入れたほうがいいと思います。

 

花嫁が父親に似ている所などが喜ばれますし、

出席者にも楽しんでもらうことができた

という声が多く聞かれましたね。

 

さっそく見てみましょう。

 


◆父親の趣味がゴルフや卓球で、

番組を一緒に見ることを通して、

ルールにも大分詳しくなったこと、

職場の上司達ともおかげで話題作りにも

事欠かないといったエピソードも書きました。

 

ゲストに父親と同世代の方が

多くいらっしゃったのですが、

こういう話を盛り込まれると思わず、

自分のことのように思えて

涙腺が緩んでしまったとあとで話を聞きました。


 

ちょっと恥ずかしいですが、

こういう機会でもないとなかなか

口にできないことなので、

思い切って伝えられたらいいですね。

 

おまけに出席者の方も

ほっこりした気持ちになってもらえ、

父と娘の関係に共感してもらえるのも

すばらしいですよね。

 

 

6.その他

ここからは、先程あげた5つの切り口以外で

大切なことをまとめてご紹介します。

 


◆父親の理想の息子像を話したことがあれば、

そんなエピソードを交えてもいいかも。


 


◆また、お父さんは「娘を取られた」

という悲しい気持ちもあるかもしれないので、

これからもお父さんを大切に思う気持ちや、

これからお父さんとどんな事をしたいかを書くのも、

安心できて良いかと思います。


 


◆今後のビジョンと今後幸せになる決意を
合わせて語ると父親も安心するものです。


 

 

さて、ここまで花嫁の手紙に書く5つ+αの

切り口を紹介してきました。

 

この項目ごとに、自身とお父さんとの

エピソードを思い出してみると、

意外といろんなことがでてくると思いますので、

項目ごとにまとめてつなげれば完成ですね!

 

しかし、それだとまだちょっとイメージできない

という方のために文例も2つだけご紹介します。

 

なるべくなら、テンプレ的な感じではなく、

自分の言葉で書いてほしいという思いから、

たった3つの短文ですが、

これでイメージしていただければと思います。

 

 

花嫁の手紙の例文「お父さんへ」

では、お父さんとのエピソードを混ぜながら、

感動的な手紙を書く際に参考になるよう

例文を3つだけご紹介しますね。

 

例文1

私の父はアパレルの仕事をしていて、

小さい頃から会社やプレスルームに

遊びに連れて行ってもらっていました。

 

幼いなりにその華やかな世界に引き込まれていき、

ファッションやメイクなどにも興味をもち、

服飾の専門学校卒業後は私もアパレル会社で就職し、

父が長年勤めてきた世界に私も飛び込みました。

 

そこで、いろんな葛藤や、厳しさを学び、

父がどんな思いで働いてきたか

身に染みてありがたみを感じたのを覚えています。

 

また、週末になると料理が趣味の父なので

小さい頃から会社人や近所の人を家に呼んで

お食事会、飲み会をする機会が多く、

小さい頃から沢山の大人と接し、

可愛がってもらえる機会が多かったのもいい思い出です。

 

その経験から私は、人懐こく、

人見知りしない性格になり、

学生生活はもちろん、社会に出てからも

対人関係や上下関係など苦労せずに

過ごす事ができたことも、

父にはとても感謝しています。

 

お父さん今までありがとう!

 

 

例文2

いつも大らかで優しいお父さん。

 

決して誰かの事を悪く言う事のない

お父さんの姿勢から、

いろいろな事を学びました。

 

それがいかに難しい事なのか、

お父さんを見ていると、

全くそう感じることもなく

ごくそれが普通なこととして過ごしてきました。

 

 

例文3

誰からも好かれるお父さん。

 

その姿に憧れて、私もあんな風に

なりたいとそう思ってここまできました。

 

お母さんによく、「本当にお父さんと

あなたはやりっぱなしだったりそっくりだ!」

と言われて笑っていますが、

実はそれが嬉しくて仕方がないのです。

 

今まで家族のために一生懸命に働いてくれて

ありがとうございます。

 

これからは自分の時間を

少しでも楽しんでほしいです。

 

 

まとめ

花嫁の手紙ってやっぱりいいものですよね!

 

いざ書こうと思うと難しいことも、

ご紹介したような切り口ごとに小分けに

思い出して書いてみると、

いろいろと出てくるかと思います。

 

 

やはり、自分と父親ならではのエピソードが

一番父親の心に響くと思いますし、

そういった世界にひとつだけの話は

聞いている全ての人の心を動かすものです。

 

私も記事を書きながら、

ついつい感動してウルッときちゃいましたから、

結婚式の雰囲気の中で読まれたら絶対泣いちゃいます。

 

 

ということで、ちょっと大変かもしれませんが、

ご紹介した切り口ごとにエピソードを書いて、

それをまとめて感動的な手紙に

仕上げられますように!