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自由研究で入浴剤を中学生が作るなら?まとめ方まで完璧に解説します

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中学生のおすすめの自由研究に入浴剤がありますが、

作るのは楽しそうだけど、

作り方からまとめ方までやると考えたら

ちょっと大変ですよね!

 

お風呂へ入れるとシュワシュワと発砲するバスボムは、

手作りが出来て、発砲について調べたりと

内容が盛りだくさんで自由研究にぴったりなんだけど…

と悩んでいるあなたは必見ですよ~。

 

今回は、手作りの入浴剤(バスボム)を

中学生が自由研究の題材にするために必要な項目である

・バスボムを研究する目的

・材料

・作り方

・まとめ方(一番悩む!)

まで、すべてまとめて丁寧に解説します。

 

 

自由研究で入浴剤を中学生が作る目的を押さえよう!

入浴剤を研究するポイントは「発泡」です。

 

なぜ発泡するのか。

あのシュワシュワの正体はなんなのか。

そこを調べるということですね!

 

まず、入浴剤の主な材料は重曹クエン酸なのですが、

アルカリ性である重曹クエン酸の酸によって分解されて

二酸化炭素が発生します。

 

この二酸化炭素がシュワシュワのこと、炭酸ガスです。

 

しかし、重曹クエン酸をただ混ぜただけでは

二酸化炭素発生しません。

 

ここに水を加えることで、化学反応を起こし、

二酸化炭素が発生します。

実験ぽくなってきましたね。

 

ちなみにこの理論を使って自家製サイダーも作れます。

 

 

化学式

クエン酸→C6H8O7

重曹→NaHCO3

・水→H2O

 

化学反応式

クエン酸+炭酸水素ナトリウム(重曹

クエン酸三ナトリウム+水+二酸化炭素

 

C6H8O7+3NaHCO3

→Na3C6H5O7+3CO2+3H2O

 

こんな化学方程式を添えて研究を盛ることもできます。

 

 

酸性、中性、アルカリ性を表すBTB溶液を使って、

それぞれ材料、出来上がった入浴剤が

何色を示すかを調べてみても面白いですね。

 

BTB溶液は通販などで購入することもできます。

 

それでは、さっそく入浴剤を作っていきましょう。

まずは材料の確認からです。

 

 

自由研究の入浴剤の材料は?

では入浴剤(バスボム)を作る時の

材料をみていきましょう。

 

1.重曹(目安量150g)

重曹は消臭効果だったり、鍋の焦げ付きをとったり、

湿気をとったりと、家事においてもマルチに活躍しますが、

入浴剤での主な役割は体の汚れを落とすことです。

 

 

2.クエン酸(目安量50g)

クエン酸は発砲させるだけでなく、ピーリングや体臭予防、

疲労回復の効果があります。

 

クエン酸の発砲効果があるのは初めだけで、

時間の経過とともに発砲効果はなくなります。

 

クエン酸も水垢を取るなど、掃除に使うアイテムとして

注目されています。

 

 

3.片栗粉、またはコーンスターチ(目安量50g)

こちらは食品ですね。

スーパーで必ず手に入り、

料理ではとろみを出したいときに使います。

 

入浴剤では作る過程でまとまりやすく、お湯に入れると

とろみ効果でお湯が柔らかくなります。

 

4.精油(お好みで数滴)

お好みで入れてもいいですね。

アロマ効果のためのものなので、

好きな香りか効果のものを選びます。

 

 

5.水(少々)

水も少々使います。

 

 

どれも簡単に手に入り、また余った分は

どれも他の用途に使いまわせますね。

 

 

自由研究の入浴剤作りで使う道具は?

使う道具も大事なので、簡単にご紹介します。

 

  • 計量カップ
  • 計量スプーン
  • ボウル
  • ポリエステルの手袋
  • トレー
  • 霧吹き
  • 型(バスボムの形造りに使います)

 

 

自由研究で入浴剤の作り方はコレで完璧!

入浴剤の基本的な分量の割合は、

重曹クエン酸:片栗粉=3:1:1

です。

 

作りやすい分量は

重曹 150g

クエン酸 50g

・片栗粉 50g

あたりがおすすめです!

 

これでバスボム約10個分程度になります。

 

 

①ボウルに重曹クエン酸、片栗粉を入れて混ぜます。

 

②霧吹きで水をすこしずつ少しずつ加えて、

ダマにならないように混ぜます。

※このとき水を一度に加えすぎると発砲がはじまってしまうので要注意

精油を加える場合はこの霧吹き水に数滴混ぜるとムラなく混ぜられます

 

③指で押してみて、キュッと固まる感じに

なってきたら型に入れます。

 

④そのまま1時間程度乾かして、型から外します。

 

 

出来上がったバスボムは乾燥すると崩れやすく、

湿気を吸うと膨らみます。

 

ジップロックなどで保管すると良いと思います。

 

 

自由研究で入浴剤のまとめ方!ここが肝になる!

研究としては、

・分量を変えてみて発砲の強さの違いを調べてみたり

・水を入れすぎるとどうなるかを検証してみると

面白い研究結果が得られるかもしれませんね。

 

さっそくそのまま参考にできるよう、

まとめ方を解説していきます。

 

 

①題名

 発砲入浴剤を作ろう!など。

 

 

②動機

 毎日入浴剤を使っているのですが、

シュワシュワしたのが気になり、

手作りができることも知ったので、

身近な材料で自分で作ってみようと思いました。

 

 

③目的

 材料の配合によって出来上がりはどうなるか。

一番好みの配合を見つけだしたい。

お店で売られている入浴剤との違いが知りたい。

 

 

④材料・準備したもの

箇条書きが見やすいです。

 

 

⑤作り方・工程

どのように行ったか、実際の様子を絵や写真も交えながら

書くと良いです。

作業時間なども記録しておくとよりわかりやすいですね。

 

 

⑥結果

研究で得られた結果だけを正直に書きます。

失敗したこともすべて書くことで、

内容がより濃いものになります。

 

ここで気持も出したくなりますが、

最後の感想・まとめまでとっておきましょう。

 

 

⑦感想・思ったこと・反省点

「おもしろかった」だけでは無く、

初めて知ったことやむずかしかったところ、

うれしかったところ、次はこうしていきたいなど、

具体的に書いていきます。

 

例)

  • 水の配分が難しく慎重に入れれば失敗が少なかったと思う
  • 完成品より失敗したものの方が多くなってしまい残念だった
  • 身近なもので作れたことに驚いた
  • 想像以上に簡単に作れてうれしかった
  • これからは入浴剤を買わずに済みそう

などです。

 

また、せっかくなので、

入浴剤を実際使ってみた感想なんかも面白いかもしれませんね。

 

 

固める時間を除けば実験日数一日で済みますし、

実験のあとも家族で入浴剤を使って楽しむことができるので、

ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

この方法で進めれば、

まとめ方まで一気にいけるのでラクラク完成させられますよ~。