そーなんて!

日常にころがっている、なぜ?何?おもしろそう!を私の視点でご紹介しています♪

動物支障とは?どの動物が多い?よく発生する地域もまとめて解説!

スポンサーリンク

先日、電車に乗ろうとしたら遅れが出ていまして、

その遅延理由というのが「動物支障」。

 

 

私もちょうど「何のこと?」って思って

気になりました。

 

そこで、意外と身近にある動物支障とは何か?

どんな動物が多いのか?よく発生する場所は?

について紹介します。

 

 

動物支障とは?

実はこの言葉、電車を頻繁に乗る方なら

聞いたことがあるかもしれませんが、

私は知らなかったんですよね。

 

「動物支障の影響で遅れが発生しております」

というようにアナウンスが流れているのを

聞いたことがあるかもですね。

 

実は、動物が原因で起こる遅延現象を

「動物支障」と呼ぶそうです。

 

実際に私は「動物支障」が原因での

電車の遅れに出会ったことがなく、

ちょっとびっくりしました!

 

 

次はどんな動物が多いのか?について

見ていきましょう。

 

 

どんな動物が多いの?

「動物支障」の原因となる動物は

実際に何が多いのでしょうか?

 

予想ではタヌキかイノシシですかね。

 

あまりネコとかイヌという感じはしませんが…

 

 

ところが実際には

シカが多いみたいです。

 

シカが線路に入ってきたため

汽車や電車が遅れることが多く、

その数は年間5,000件にものぼるらしいです。

 

あとはイノシシや小動物というところでしょうか。

 

 

そんなに多いのだとびっくりしましたが、

住んでいる地域も関係するのでしょうね。

 

私は鹿を見たことがあるといっても

動物園や奈良公園くらいで、

野生の鹿に出会ったことはまだ一度もありませんね。

 

たまに車を運転していると

タヌキが轢かれているのは時々見ますが。

 

やはり山や森の開拓が進み、

動物の住処を奪ってしまっているのでしょうか。

 

なかなか動物との共存というのは難しい…

 

 

さて、よく発生するのはシカということですが、

どこで多く発生しているのかも見てみましょう。

 

 

動物支障がよく発生する場所は?

発生地域を調べるといろいろなところで

起きていることがわかりましたが…

 

北海道や高知、奈良などが挙がっていますね。

 

やはり山岳地方が多いです。

 

その中でも圧倒的に北海道が多いとのこと。

 

 

エゾシカだけではなく、

ヒグマや特別天然記念物のタンチョウや

天然記念物のオジロワシといった動物たちも

事故で命を落としているということです。

 

こういった経緯から各鉄道会社は

さまざまな対策を講じているようですが、

その中のいくつかをご紹介したいと思います。

 

 

車両前面にゴムを付けた「やわらか車両」

2012年にJR東海が開発した「やわらか車両」です。

 

シカと衝突しても死なないように

車両の前面にゴム製の衝撃緩和装置を装着し、

シカと当たったら鹿を優しく

線路の外に押しのけられるようにした対策です。

 

なかなか面白いアイデアですよね。

衝突前提の対策です。

 

もしも衝突して線路上でシカが死んでしまった場合、

処理に時間がかかり運行が再開するまで

時間がかかってしまいます。

 

この装置のおかげで、

素早い運転再開が可能となってるとのことで、

人間の知恵は素晴らしいですねー。

 

 

シカ踏切

近鉄が開発した鹿専用の「シカ踏切」というものも!

 

鹿が作った獣道の近くに、

鹿が横断できるような「すき間」を

わざと作っておきます。

 

そして、電車が少ない時間帯は

鹿を自由に通行させてあげて、

電車の運行が多い時間帯には

鹿が嫌がる超音波を流して

横断しないようにしているということで、

すごい技術だなと感心してしまいました。

 

シカの行動を意図的に操作し

事故を減らしているのですね。

 

2017年にはグッドデザイン賞

受賞しています。すばらしい!

 

 

他にも様々な対策が施されており、

動物と人間の共存が目標として掲げられています。

 

目に見えないところで

創意工夫がされているのですね。

感謝です!

 

 

まとめ

ここまで「動物支障」について

言葉の意味とどこで何の動物で発生しているのか

見てみました。

 

なかなか聞かない言葉で、

いまいちピンと来ないかもしれませんが、

鉄道会社の努力により動物被害が減り、

私たちの安全も保たれているんですね!